『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

お蔭様ってどなた様?

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 もしかして、思い違いをしたままずっと生きてきてしまったかしらって、思ったことってありますか? いやね、ひょんなとこでそんなことに気づかされたんです、今日。

 すごく御教訓めかした本じゃなく、ちょっとおちゃらけたとこもある本の中で、タイトルの「お蔭様」についえ触れてあって、「ほっ? そういうことなの?」と思ったんです。

 私ね、「お陰様」って、目の前で話している人について言う言葉だと思っていたんです。たとえば、自分や家族が体調を崩していたことを知っていた方がそれを気遣う言葉をかけてくださったとしたら、「ありがとうございます。お蔭様で良くなりました」とかって応える。それは、「それを気にかけてくださった、そのお気持ちの後押しもいただいて良くなりました。ありがとう」という意味だと思っていたんですね。

 だから、その方に直接関係ないことだと、「お蔭様で」と言っていいものか、「もしかして、嫌味にとられたりしないか」なんて、ちょっと言葉に迷ったりすることがあったんです。

 ところが、その本には、その「お蔭様」は、目の前の人とかいうのではなくて、「特定な人」のことを言うんだと書いてあったんですね。その「特定の人」とは、ご先祖様とか、守護霊さんとか天使とか、直接には関係ないように思えるけど、何だかの縁のある人(あるいはそういう魂)など、「ピンチから救ってくれる存在」のことを言うんだと。

 もしそうだとしたら、「お蔭様で良くなりました」と目の前の方に言うのは、「お蔭様(のおかげ)で良くなりました」というご報告…ということになりますよね。だったら、「この方にそう言っていいものか」なんて躊躇することはない。バンバン言えばいいということになります。まっ、誰かれなしに「お蔭様でセール」をやることもないんですが…。

 「ありがとう」という、その言葉自体がきれいな波動をもたらすと言われますよね。だとしたら、これまで意識しなかった「お蔭様」に向けて、「お蔭様。ありがとうございます」と言ってみるのもいいかもしれません。

 「ありがとう」と言われて悪い気になる人はいないでしょうから(もちろん霊や魂も)。もしかしたら、「そうか、そうか。そんなに喜んでくれるなら…」と、この次も張り切ってピンチを救ってくださるかもしれません。…なんて思うのは、欲深ですかね~。