『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

素描(デッサン)

無題

おちこんでると おもわされるのは ひとりぼっちに きづくとき たちなおったと ほほえめるのは ひとりも いいかと おもうとき ※今日は、チョット変化球。気が向けば、ことばのことでなくても、思うこと、放り込んどいてください。軽い話、重い話、何でもいい…

So Pain

『 So Pain 』 うずく頭で そのひとを 思い出した 肩こり 頭痛 眼精疲労 ころがりながら 朝をまつ そのひとの 声がうずまく そのひとの ポーカーフェイスが とっくの昔に 閉じ込めた こころの ひきだし おくのおく 何故 こんなときに 何故 あなたが? たぶん 痛みの…

夜明け

『夜明け』 まだ薄暗い道 駆け出す 人の 後ろ姿 確かめながら ゆっくりと 歩く 息遣いも 足音も 聞こえなくなったから 今だけ いってしまおう ほんとの 気持ち あなたがいる あなたが いる それだけで つよくなれるよ ねぇ わたしに 何ができる? あなたのた…

無題

このタイミングでしか 出逢えない このタイミングでしか わかりあえない 出逢いは みんな 数えきれぬ たまゆら 出逢うは みんな 身の丈ほどの ひと

悲しかった日の(あるいは、自己嫌悪の日の)四か条

『悲しかった日の(あるいは 自己嫌悪の日の)四か条』 悲しいことが あった日は まっすぐ おうちに 帰りましょう 何が何でも 腹ごしらえして まずは こいつが 基本です 何もはいらない なんてお方は 一生浸って いればよい 湯船につかれば 鼻歌などして 上…

あの頃

『あの頃』 傷つくことを 知らなかった 傷つけていることに 気づかなかった けして 誰も うけ入れることのない まっすぐな瞳で ただ あなたを 見ていた

Message For You

『Message Fou You』 "まじめすぎるんだよ"と よくあなたは いった "もっといい加減に なれよ"と 頭を つっついた 何度も 思い出す あのことば あなたを 遠くはなれて そのことばの 意味 わかりすぎて つらいよ わたしなら 少しずつ いい加減に なってる ま…

木漏れ日

『木漏れ日』 あがきながら もがきながら はきだした ことばを うけとめて くれた声が あることの しあわせ それが どんなに 遠い影でも それが どんなに 小さな声でも 支えられる ぬくもりを 感じてしまうほど 孤独 けして あきらめじゃなく けして 嘆きじ…

決心

『決心』 うなだれてた はずなのに いつからか 頬杖ついてた とびたつことは 逃げ出すことじゃないし いくたび 失敗したって それで 終わりじゃないって 心の中に 今もあるのは 逃げ出したときの 傷 自分で ころんだ痛みは とうに いえている -ばか…みたい……

無題

人がみんな 素敵にみえる 人がみんな 才能(ちから)あふれて みえる こうしている 間も わたしは ひどくなるようで ためいき ばかりを ついている 最低の おんなー

ターミナルⅡ

『ターミナルⅡ』 おどろくほど ながい時間が たっていた おどろくほど 大人になった ひとがいた それを 知らずにいた ほうが よかった 気がして そっと 背中を むけた そのひとに 気づかれないようにー

晩春

『晩春』 あなたは つよいから つづけられるのと ひとことだけ残し 夢を手折って 彼女は 遠く 嫁いでいった つよいから じゃなく やめる勇気 ないだけと いえぬままに 時はすぎて 彼女からの 手紙 今が 重い あの頃に帰りたいと 幾度も かいていた たぶん た…

道しるべ2(横顔)

『横顔』 信じられないほど あっさりと まちがっては いないと そのひとは いった 抱えてきた 夢なら 追いつづけるかないね と イルミネーションに かこまれた 川を みつめた いくつかの 眠れぬ夜を ひとり かさねてきたのに あなたは たった ひとことで そ…

再会

『再会』 肩を たたかれるまで あなただと 思わなかった にぎわう ホール ロビーの 片隅 さっきまで 壁に もたれてたよね 気がついては いたけど 別人だと 思ってたから いつも近くに いたのに 話すことも なかった人 おかしいね 時を隔てて 出逢えたら こん…

Dear…

『Dear…』 国を あとにした ふたつの心が 「許されぬ国」で むすばれる そんなテレビ番組を みてた PM10:00 ぬれた髪に 熱いコーヒーで ちいさな 閉ざされた部屋で きいてる ラジオ 流れる ハスキーな声だけが ふたりを そっと 包んでた 明日は わからない …

SUMMER SHADE

『SUMMER SHADE』 北から 南にぬける 午後の風に 身を ゆだねながら 今を 楽しみきれない 自分を もてあましている いつもいいことだけを 考えて いなさい そうすれば 願いは かなうと 教えられても かなわなかった 思い出だけが やたらに 多すぎて 不安だけ…

アントニオの歌

『アントニオの歌』 真夜中の部屋 ゆるい ボサノバのリズムが スピーカーから ながれてる なにげなく 肩に まわされた 腕 いれてくれた コーヒーの 香りが 渦巻く 心を ほどいていった どうしようも ないね 不器用すぎて もう おちこむのは おわりにした は…

夢に恋して

『夢に恋して』 制服姿の ひといきれ 混んだ本屋の 店のおく 少し短くなった 髪の そのひとが いた 単行本 抱える しぐさと すこしだけ まるめた背 わからないはずはない それが あなただと 夢だけ追った 代償は 今も ひとりでいること そして この手にある…

卒業

『卒業』 改札口にいそぐ 人波に 肩を 押されながら 降りてくる 人たちのなかに そのひとの すがた みつけた いつもの笑顔 手を 上げるしぐさに 会釈だけで こたえた あの日 並んで ホームで待った 口もきけないひと とんでいく 緑 窓からの 狂おしい風 とき…

風をまつひと

『風をまつひと』 心が 泣いてるときほど 青空が しみるね 心が しんかんするほど 夕映えが いとおしい 傷つきたく なかったから ひとを 愛しきれずに 不器用すぎたから 自分で 自分を 傷つけた やっと すべて ありのままを うけとめられる 今だから 息を ひ…

Heartfull Moon

『Heartfull Moon』 あなたの ことばを 胸のまんなかで うけとめている あなたの ため息のひとつひとつを この両手で 拾いあつめてる 窓の外は 月模様(もよい) とぎれた 会話の谷間で あなたが つぶやく ”なんでも ひとりで のりこえてきた だから 今度も …

無題

いろんな 壁に であうたび わたしは だんだん つよくなる いろんな 哀しみ 知るたびに 哀しみ方が へたになる なんとか ならないかなぁ… せつない順に とりすまし 哀しい順に 奥底へ しまいこんで やり過ごすくせ

紺碧

『紺碧』 いつからか きみの背中を たのもしく みつめている わたしが いる いつからか きみの言葉に ちからづけられてる わたしがいる こうして ふたり あたらしい 時間を たくさん つくりたいのに 触れる指を 避けてしまう 習慣が 哀しい 遠ざかると 恋愛…

今だから言えるけど

『今だから言えるけど』 ただ 窓辺にうつる 君の影を みたかった だけだと そのひとは わらった それだけで 夜の道 君の家まで なんども 自転車 走らせたんだと 悪友との マージャンも 受験勉強さえも どうでも よくなる 瞬間が 誰にでも ある たくさんある…

君へ…

『君へ…』 せつないのは まちがえないと ほんとには わからないという 現実 気づかされたのは まちがえたから わかるという 事実 それが わかりすぎるから いえない そういうことも あるよ 正直 いうと…

AM1:00

『AM1:00』 ホテルの窓枠に 腰かけて ながれる 光を みてる 時間を おうごとに ふえていく 車の ライト 不思議だね この街は 眠らない あなたに もどるには たぶん 今しかない なのに 電話さえ とれずに 心だけが さまよってる どういえば いい どうすれば …

遠道

『遠道』 いつからか 愛ということばを 畏れ いつからか 好きだ なんて 気楽に いえなく なっていた ふりむかせる 方法 なんて 身につけずに しまったの たおれそうな 自分を ささえるのに 夢中で からだじゅうの 吐息 外に はきだせば 心は からっぽ あなた…

『傷』 …おしえて… なめたら なおる?

素描(デッサン)

『素描(デッサン)』 木曜日の 美術館は 人影も まばらで 時間 さえもが どこかに 腰かけて いるよう 足音も はばかるように ただよう 展示室 加湿器の むこうに その絵 みつけた それは 少女像 淡い 淡い やさしい色の なんだか 君の想い 見える ようで ほ…

無題

しってるよ なぐさめられるの きらいなこと だから 後ろから だきしめてる ほんのすこしだけ あまえるふりして