『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

2005-01-01から1年間の記事一覧

呪(しゅ)

ちよっと恐い感じのタイトルですか?(笑)。でも、これは、呪いとは違います。ある種の術なのだそうです。 夢枕爆さんの、『陰陽師』のなかで出てくる言葉です。名前を呼ぶというのは、ある意味で術を掛けること。それに対して返事をするのは、その術にはま…

夢ごろも

『夢ごろも』 通せんぼするよ あなたが かなしまないように 通せんぼするよ あなたが くるしまないように 通せんぼ するよ あなたが さみしくならないように 今夜は ずっと そばにいる あなたを そうっと 包み込み しずかな 寝息 数えていよう おやすみなさ…

シンデレラの置きみやげ(書き加えアリ!)

シンデレラって、どんな気持ちでお城に行ったんだろう。ふっと思ったんです。そ~と~、プレッシャー、あっただろうなぁって…。 舞踏会なんて場所に出るお作法なんて、何も知らないわけでしょう? 掃除洗濯、もろもろのことばかりしてて、お姉さま方のように…

告白

『告白』 ずっと 孤独だった ずっと ひとりだった ずっと 叫び声を 上げてた いつも 大人顔して 崩れそうでも 笑っていたし 凍えそうでも すまして見せた そのくせに 大丈夫だよって 間違えてないよって たまらなく 誰かに 言ってほしかった あのころー あな…

雨にぬれても

どれくらい振りでしょう。昨日、雨の中を傘を差さずに歩きました。何のことはない。ウォーキングの途中で、夕立に降られただけのことですが、急がず、ゆっくりと、いつものペースで行きました。結構はじめのあたりでしたが、構わずいつもどおりのコースを。 …

ひぐらし

『ひぐらし』 つらい恋を すると いっぱい いっぱいに なって 立ちすくむしか なくなってしまうよね だから 雨を しのぎたいなら 軒先に なってあげる 日差しを 避けたいなら 陰を つくってあげる 泣きたいのなら 胸を かしてあげる それくらいしか できない…

おまえを救(たす)けにゆく

夢をつかむ手が むなしく空に 輪を描き 今日までのすべてが 無意味だと 思うとき すがるものさえもなく 崩れる心の隅で 思い出しておくれ 俺がここにいることを 離れても そうさ 隔てている すべて 飛び越えて 逢いに行くよ おれを呼ぶ その場所へ きっと 救…

無題

まよったら 泣きたくなったら 目をとじよう あなたを 見失わないようにー

無題

つよがってても はじまらないよね ほんとうは 弱いんだからー

鼓動

『鼓動』 何気なくみていた テレビドラマの 一瞬に 不意にあなたが 思い出されて すべてが とまった テーブルに 顔を伏せ 息 ととのえる そんな自分に とまどっている 今日の つらさを やりすごす すべなら 明日の 自分を はげます すべなら 知りすぎるほど …

『指』 あなたが 髪に触れるとき あなたのせつなさ 感じてる あなたが ほほに ふれるとき あなたの 決意を 感じてる あなたが 唇に ふれるとき あなたの 迷いを感じるの 迷わせてるのは わたし ですか? “僕に 全部 ゆだねられる?” ためらいがちな その言葉…

もとなや恋ひむ 逢ふ時までは

『七夕祭り』 人影 とぎれた 道路の真ん中 うしろで 組んで 空を 見上げた もう二度とは 会うことのない人たちと むかい合うように 失敗だらけの 事々を今 いとおしく 思えるのは 何故だろう 見かけほど おとなには なってや しないのに であってきた すべて…

コピ マシ ミョンソ

白状しましょう。わたくし、襟足フェチです。今日、あるお部屋でお話してまいりましたが…。いや、少し前に、さるお部屋でも話してしまいましたね…(そうなると、いまさら白状といっても…汗)。とにかく、「ほう。きれい…」と思うと、襟足に見とれる癖があり…

Dear Friend

『Dear Friend』 逢ったときは ”かわらない”と はしゃいだひとが 別れ際 ”かわったね” と 一瞬 うつむいた ”ちゃんと おとなに なったじゃないか” いたずらに ほほ笑んだ意味 わかるのは わたしだけ だよね ごねんなさい あのころのこと いえないままに 教え…

フィフティ・フィフティ

『フィフティ・フィフティ』 なにを きいても 鵜の目 鷹の目 そんな 人間では いたくない 人の不幸で 自分を 測る そんな女には なりたくないし あきらめながら 生きていく そんな 人生なんて 味気ないでしょ? いつまでも 現実を さとれないわねと あなたは…

無題

おちこんでると おもわされるのは ひとりぼっちに きづくとき たちなおったと ほほえめるのは ひとりも いいかと おもうとき ※今日は、チョット変化球。気が向けば、ことばのことでなくても、思うこと、放り込んどいてください。軽い話、重い話、何でもいい…

鏡~ペルソナ~

『鏡~ペルソナ~』 仮面をはいで しずくの おちる 顔のまま 瞳 みつめて くりかえす いい人だって まだ 思われたいの?

ずるい女とだます男

『ずるい女』 “そんな風に 思ってたのか” 突然の きつい言葉に 心を突かれた 返す言葉も 見つからず ただ その顔 みつめてる いきなりの 不機嫌の 理由がわからない ただ すべてが これで終わりかと 血の気が 引いたんだ 乱暴に抱きしめられた 胸の中 気がつ…

月夜草子

『月夜草子』 月の光 あふれる湖(うみ)に ゆらゆらと 心浮かべて あなたを うけとめてから どれだけすぎた いつも どちらかが すこしずつ 心細くて お互いを 見失わないように ただ 抱きしめあってた はじめの頃 不安も 戸惑いも おびえさえも 先回りして …

はまるヨン様

断っておきますが、私は「ヨン様」という呼び方は好きではありません。ある少年の言葉で、このタイトルにしちゃいました、実は、Kiokkeさんの↓コメで、思い出してしまった去年の、あるところで話の頭に使った出来事なんですがー。 去年↑のコマーシャルが流れ…

So Pain

『 So Pain 』 うずく頭で そのひとを 思い出した 肩こり 頭痛 眼精疲労 ころがりながら 朝をまつ そのひとの 声がうずまく そのひとの ポーカーフェイスが とっくの昔に 閉じ込めた こころの ひきだし おくのおく 何故 こんなときに 何故 あなたが? たぶん 痛みの…

お茶飲み話

今日は、8時ごろから庭師さんが作業中。小さな庭ですが、毎年梅雨明け頃の我が家の行事です。 通りすがりのお宅を見てもそうかなぁと思うのですが、この頃、庭師さんの年齢は、高校卒業したくらいの子から、定年後かなぁと思える方までと、幅広いですね。学…

光昏

『光昏』 ただ ぼんやりと そこにいて 行く雲を ながめていたら 遠い杉林に 夕日が おちるのが みえました 茜色の 夕暮れは なんだか ちょっと 哀しげに ブルーグレイの 山々を いとおしむように 抱くのです ただ すっくりと そこにある 杉林は 山々は 数え…

涼風

『涼風』 少しだけあけた 窓からの 涼やかな風に めざめたのは 夜明け前 ゆれる カーテンのすきまから 月あかりが のぞいてる 風鈴の音が 聞こえる… 腕にあたる しずかな寝息と いとしい 重さ しばらく たしかめて からめた指 はずした ”ねえ 私に なにがで…

コピ マシ ミョンソⅡ

今日は昨日より、ブログが安定している感じなので、勢いで今書いちゃいます。ちょっと打ち明け話です…。 私には、言葉の師匠がいました。とはいっても、言葉を書くことを生業としていた先生の、詩の添削指導の塾に参加していただけなんですが…。ところが、私…

孤悲

『孤悲』 ものかく おんなだから 嘘をつづれると いわれるのなら すこしずつ たおやかに あなたから 離れていこう あなたへの 想いを 物語のように つづれるほど なれていたのなら 笑ってすませるけれど こころ 裂いてきた いつの日も 不器用に そして 想い …

ウォーキングな人々

歩いていると、いろんな人に会います。私は、自宅で仕事をしていて、自分のそのときの都合に合わせて歩くので、その時々で、おなじみさんやそうでない人に出会うのですが、それはある意味、面白い人間ウォッチングでもあります。 以前書いた『夜明け』という…

夜のカフェテラス

『夜のカフェテラス』。私はつい最近まで、これがゴッホの作品だと知りませんでした。絵を描いていた友人(今はよその国の人になってしまった)もいたのに、ゴッホの絵で知っているものといえば、自画像とか『ひまわり』とか、あまりに有名な、教科書に載っ…

霧雨

『霧雨』 「止まないね」 「止まないね」 空を見上げながら いった 「止まないね」 「止まないね」 うつむいて つぶやく 強くにぎられた 手を にぎり返しながら やまなければいいと 思う 雨宿りのような 恋 「終わらせない」と いってくれても 晴れたときの …

ちりめん山椒

柏餅をほめられたので、調子にのって、もう一つ作りおきを紹介します。ちりめん山椒の作り方~。手間はかかるけど、そんなに難しくないです。 <<ちりめん山椒 hikari風>> 材料 ちりめん (なるべく小ぶりのもの) 100㌘ 山椒の実 これはもう好みです。私…