『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

暑中お見舞い申し上げます


暑中お見舞い申し上げます。

書きたいことがありつつも、なんだかんだで後回しになってました。ごめんなさい。

友達からこんな写真が届きました。ああ、いいなぁって思わず深呼吸…。

送られて本人了解のもと、暑中見舞いのご挨拶にかえて。さて、また書き出しますよ〜!

鎮魂歌(レクイエム)




兄をもたないわたしが、兄のように慕っていた従兄が、急に亡くなった。家族と話していて、突然意識を失っての事だそうだ。

実は、これまで形跡もなかったガンが突然見つかり、差し迫った状態ではないということで通いで抗がん剤治療をしていると聞いたのはつい先日。彼の母である叔母が亡くなったときだった(つまり母の実家では、あれよあれよという間に、元気だったはずの2人の葬儀を出すことになった)。

某有名製造メーカーで働きながらもそれに飽きたらず、自分に足りない知識を得るために勉強に勉強を重ね、人脈を作りながら起業して成功した人らしく、西洋医学だけに頼らず、高額な漢方薬を飲みながら、さらに有効な療法を探していると言っていた。

わたしには、今だからこそ(?)話題になっている「ドリンク」に心当たりがあり、その事について調べてみてほしいと話した(実は、それを彼がかけらも知らなかったことが、私には不思議だったんだけど)。

へたすると親子ほども歳の違う、知識も人生経験も雲泥の差の彼だ。十分大人になった今も子供だと思われているわたしがあれこれ言うより、自分で調べて選択して欲しかったのだ。

案の定、「あのhikariがこんなことを教えてくれて、色々調べてみてこれならと思い、始めてみることにしたよ」と、知り合いに嬉しそうに話していた矢先だったらしい。

ガンの発症の前にあったことを思うと、さらに言えること、できることもあった。この事をもっと早く知っていればと残念な想いはあるけれど、それはもうしかたない。本当の事はわからない。何より、彼はもう「いない」のだから。


わたしが、子供の頃から洋楽にたくさん触れていたのも、幅広い音楽に偏見がないのも、趣味でベースをやっていた彼(&その妹)の影響だった。

わたしに必要だろうと、たくさんの話をしてくれたのも彼だった。何年も会わなくても話さなくても、その彼が元気で、らしく活動しているというのが頑張る力になってもいた。「変わったやつ」なわたしにとって、従兄弟(従姉妹)のなかで、いちばん話が合った人。その人はもういない。


ふっと、遠い昔「俺のお古だけど、お前に役に立つ本だから読め」と、突然送られてきた本のことを思い出した。何冊かあったのだけれど、その中で特に気に入って、何回も読んだ本。

ところが、どういうわけか探してみても、その本がない。少し茶色くなってきていた本がない。大事に置いてたはずなのに。置いていたはずの場所どころか、本棚のどこにも…ない。

しかたなく、別の買い物と一緒に通信販売で注文した。それを開かずとも、従兄の物でなくても、そこにあることが力になる。そんな気がして。



色々力をくれたのに、 わたしはまだ道の途中にいるよ。あきらめちゃいないけど、悪いね、亀で。でも何か、今度の事がいちばん力になった気がするの。いなくなったのに、こう言うのはおかしいけどね。

やれることを、楽しむよ。やりきるよ。回りを気にしないでね。今なら、できる気がする。

幾重にも、幾重にも、幾重にもありがとね。あなたを尊敬してました。女性関係以外は…。



素敵な可能性(少し編集しました)





去年買ったレモンの苗木に、花がついた。数えてみると10ヵ所くらい。1ヶ所にいくつか花が付いてるところもあるから、花の数としては、20くらいかも。去年は一ヶ所だけだったから、木が充実してきたということなのかもしれない。

1〜2年は実はつかないという話だった。去年一ヶ所だけついた花も、結局花のまま落ちてしまったし、これも花のまま落ちて、ちゃんと実にはならないのかもしれない。けど、水をやりながら「よく頑張ってるね」と声をかけて、ふと思った。

「1〜2年は実をつけないからね」と、この子(木〉が言ったんだろうか。そんなわけはない。多くはそんな風だということ。

だけど…。

「自然」に、不可能ということがあるのかな。どんなに気候がおかしくても、春になればその時期の花が咲く。

残酷な爆発のために、未来永劫草木も生えないだろうと言われた場所に、美しい青葉がさざめき、人が行く。

こんなにも、素敵な可能性があるだろうか。この子にも、素敵な可能性はある…かもしれないよね。

まっ。これもわたしが思うこと。君(木君)は君の都合でいけばいいよ。


春最中(さなか)。春は行く。ゴールデンウィークは今、折り返し地点かな。楽しい時間をお過ごし下さいね。




hikariの風景〜春の裏庭〜

2週間近く前の裏庭の風景です。


今年の気候なんて関係なしに、いつも通りの時期に、いつも通りに今年も咲いてくれた利休梅。実は、満開になる前が好きだったりするんです。

シバラクラも一斉に。

今年初めて挑戦した、剪定や鉢物の植え替えってすごいですね。ほったらかしだった、ブルーベリーと、京都のお寺の境内で拾った種から育てたもみじの盆栽に手を入れてやったら、信じられないくらい元気付いてくれました。

ほかにも咲いてくれているけど、みんなみんなエラい!

そんな姿を見ているだけでも元気をもらえるんだけど、わたしにも、剪定や植え替え的なものが必要なのかもと、ふと思ったりしてしまいます。

春ですね。

変質者(?)は語る

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地上波のテレビ番組をほとんど見なくなったことで、我が家のテレビはネットで映画などをみたり、YouTubを見たりする道具になっている。

YouTubeでは特にネコ動画をよく見るから、当然「ご贔屓ネコ」もいて…なんて話は前にしたことがあった。

いちばんのご贔屓君はいまだに帰っては来ないんだけど、元犬派のわたしでも次第に影響を受けて来ていて、無性に「そのもふもふを一回だっこしてみたい」…とかいう気持ちになったりもするんです。

相手が元野良君だったりすると、例え飼い主でもそこまで行くにはなかなかハードルが高いらしいんだけど。

ある時、「こんなに懐いてるのに無理なのかぁ」と思って見ていて、ふと気がついた。立場が逆だったらどうよ…って。

知りもしない相手や、まだそんなに心を許してない相手が突然ギュッとか抱いてきたら、ビックリして抵抗するよね。シャーにひっかきに蹴り、果ては、渾身の力を込めてグサッとひとカミお見舞いするかもしれない。

何せ、相手はこちらの気持ちお構いなしにだっこしてくる変質者なのだから、遠慮することはない。ええ、死に物狂いで抵抗しますとも。過剰防衛? そんなもん、「何それ。美味しいの?」ですよ。

「そうだ。なるほどなぁ」と空を見上げて、ため息をつく変質者。いや、わたし。お互い一個の生き物として、もっともっと心が通いあうまで時間をかけるしかないんだなぁ…と、妙に腑に落ちた昼下がりです。



※時期を遅れて植えたチューリップのつぼみがうれしくて、何故か意味なく画像をつけました😅

不思議な朝

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遅れたら大変
そんな想いの朝
1時間早く目が覚めた

もうちょっと眠りたい
少しだけと うとうとしてたら
眠り込みそうになり
あわてて時計を見たら
同じ時刻

何だ、夢だったかと再び目を閉じて
またうとうとの途中で気がづいた

うとうとしてたのに
秒針まで同じ時刻のままなんてありえる⁉️


飛び起きて 目覚まし時計を
スマホを壁の時計を

最初と同じ時刻
同じ秒
みんなみんな、みんな!


目覚まし時計は止まってない
間違ってない
ぜんぶぜんぶ
ほんとのこと‼️


そう気づいたら
秒針が動き出した

不思議な朝
普通の朝





※画像は母の携帯の機種変更の際に壁紙にした、母の実家の庭にあった花